我が家の田舎暮らし計画

コンパニオンプランツを育てよう。トマトに相性がよいコンパニオンプランツはどれかな。

コンパニオンプランツを育てよう。トマトに相性がよいコンパニオンプランツはどれかな。

 

コンパニオンプランツとは、一緒に育てることでよく成長したり、単体で栽培するよりも病虫害を少なくしたりする仲の良い組み合わせのこと。
また、隣同士で植えると、成長が遅いという仲の悪い組み合わせのこともコンパニオンプランツともいいます。

単純に野菜を育てるよりも、相性がよい野菜やハーブと育てる方が、野菜同士よい影響を与えて、美味しい食べ物ができることもあります。
今回は、その相性がよい作物、悪い作物をお伝えしていきます。
無農薬野菜づくりを行っているので、野菜同士の影響はとても大事ですね。

 

 


 

 

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コンパニオンプランツを知っておくと良いメリット

 

1・相互作用で害虫がつくことを防ぐ。
無農薬野菜を作ることが目的ならば、コンパニオンプランツの相性を利用しておいた方がいいです。

2・植物の生育を促すことが出来る。
成長を助ける働きもあるので、追肥の量を減らすことができます。

3・余分な薬剤散布を減らすことにつながる。
害虫予防の薬剤散布をする手間が減らせるほか、薬剤を買う資金も減らせることが出来る。

4・野菜が美味しくなる。
甘味が増えることもあります。

5・相性が悪い植物を遠ざけて植えることで、成長に悪影響を及ぼさずに済む。
知ると知らないとでは大違い。
我が家は昨年知らないでジャガイモの隣にナスを植えたので、テントウムシダマシを大量発生させてしまいました。

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テントウムシダマシはナスの葉っぱを食べるので、実を付けたナスは大きくならず、最後には花が咲かなくなりました。
おかげで、母は追加でナスの苗を2本購入しました。
ジャガイモの生育が終わり、葉が枯れた時、テントウムシダマシはトマトの苗についていました。
その頃には母がせっせと成虫のテントウムシダマシをグローブをつけた指先で潰し、管理人もテントウムシダマシの卵を見つけて潰したので、数を減らすことに成功しました。
二日間ぐらい・・・4時間はその作業を行っていた気がします。
(後日、近所の方に聞いたら、もっと簡単な処分方法を教えてもらいました・・・)

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ジャガイモとナスの間に、虫よけと思って母がマリーゴールドも植えたようですが・・・後から植えたので、マリーゴールドの成長が追い付かず、コンパニオンプランツとしての成果はあまり得られていなかったような気がします。

 

同じナス科でもピーマン、ししとうにはテントウムシダマシはつかなかったです。
ん?もしかしたら、マリーゴールド効果はピーマン、ししとうには還元されていたのか?
そう考えると、最後にはピーマンの葉を佃煮にして食べれたので、テントウムシダマシからの被害は免れたということになります。
一部分だけ、無農薬野菜とコンパニオンプランツ成功と言えるのかもしれません。

 

野菜苗の販売所でもコンパニオンプランツを奨励しています。

inaka-wineryhills_2017_companion_plants03

これは東御市の大地という農作業道具を主に販売しているところで撮影した写真です。
春になると野菜の苗も販売しているのです。
そこにもコンパニオンプランツについて書かれています。

 

“野菜やハーブ類の混植栽によって、食虫害の発生を抑制させる効果を利用した栽培方法です。
当店で取り揃えています野菜苗や、ハーブ苗を上手に組み合わせ楽しんでみてはいかがでしょうか。”

ありがたく、植え方の注意点も書いてあります。


・関係する苗をなるべく隣に植えます。
・相性の悪い苗は絶対に植えないようにします。
・生育が揃うように植えます。
(後からの定植は効果が薄れます。)
・生育管理は充分に行い、観察は怠らないように。
・混植栽例(土づくりは充分に)”

では、コンパニオンプランツの相性が良いもの、悪いものを書きだしてみますね。

 

コンパニオンプランツの相性がよい組合せ

 

ハーブ類野菜類効果
カモミールタマネギ、キャベツ
セージキャベツ、トマト、ローズマリー虫が葉に卵を産み付けるのを防ぐ。
ゼラニウム、ナスタチウム、ヒソップ、マリーゴールドキャベツ
タイムキャベツ、ズッキーニ虫が葉に卵を産み付けるのを防ぐ。
スイートバジル、ゼラニウムトウモロコシ
バジル、スイートバジルトマトトマトの成長を助ける。
チャイブ、ナスタチウムトマト、ナス、キュウリ
チャイブカボチャ、スイカ、メロン、ジャガイモ
チャイブ、ナスタチウム、マリーゴールドピーマン
マリーゴールド、ローズマリーニンジン
ゼラニウムアスパラガス
ボリジほうれん草、イチゴ
チャイブカボチャ
スイートバジルブロッコリー
マリーゴールド、ミントブロッコリー、カリフラワー
ミントラディッシュ、キャベツ
ローズマリーセージ、キャベツ、豆類
ナスタチウムコールラビ

 

花類野菜類効果
マリーゴールドトマト、ジャガイモ、大根害虫を抑制して活力を促進。
ペチュニア豆類生育を助長する。

 

野菜類野菜類効果
アスパラトマト センチュウ類を抑制。
インゲンルッコラ害虫を寄りにくくする。
エダマメトウモロコシフキノメガ等害虫を寄りにくくする。
レタスキャベツモンシロチョウ・ヨトウムシが寄りにくくする。
ラッカセイトマト トマトの病害虫を抑制。
ピーマンネギ類 ナス科の青枯病を抑制。
キュウリネギ類 キュウリのつる割病抑制。

 

実はですね・・・
今回、適当に植えたら、コンパニオンプランツビンゴだったものがふたつありました。

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レタスとキャベツのコンビ。
レタスには虫が付きにくいということを母は頭に入れていたので、キャベツと共にレタスを植えていました。
これでヨトウムシがキャベツに近づきにくくなりました。

inaka-wineryhills_2017_companion_plants02

きゅうりとネギのコンビ。
これはどこにネギを植えるか迷い、適当に植えました。
どうせ、もう一度植え替えるし、時間がないからその辺に植えてしまえというノリです。
成長を促進という内容でしたら、仮植えした下仁田ネギがどこまで成長してしまうのか不安もありますが、病気予防ということでちょっと安心しました。

inaka-wineryhills_2017_companion_plants01

 

 

コンパニオンプランツの相性が悪い組合せ

 

ハーブ類野菜類効果
フェンネルトマト、豆類 生育を遅らせる。
ボリジキャベツ、カリフラワー成長に悪影響。
ローズマリーイチゴ、ジャガイモ成長を阻害、相性が悪い。
ワイルドストロベリーキャベツ
ラズベリーキャベツ等アブラナ科 成長を阻害する。
ル-野菜全般
イチゴキャベツ等アブラナ科 生育を阻害。

 

野菜類野菜類効果
ピーマンインゲン相性が悪い。
ナストウモロコシ生育を遅らせる。
ネギ類キャベツ、豆類野菜が大きく成長しない。
ニンジンインゲンセンチュウが増える。
ショウガイモ類相性が悪い。
ナス、トマトジャガイモ類テントウムシダマシが大量発生する。

 

 

他にも調べたらあるかもしれません。
新たに分かりましたら追記しておきますね

 
うまくコンパニオンプランツの特性を利用して、多くの無農薬野菜を実らせたいですね。