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2016年10月29日で放送800回を迎えた人生の楽園。
そうそう、初めは亡くなられたいかりや長介さんがナレーターだったなぁ・・・
確か踊る大捜査線シリーズで演じられていた口調そのままのナレーターが、
ちょっと心地よく、でもドリフターズの時のような裏返ったおどけた声に、
ちょっと顔を笑わせていた気がする。
今は西田敏行さんがナレーターですけれどね。
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そうか放送17年目になるのか。
ちょうど親が夕食を作る時間帯だから、
使う食器を配膳しながら横目で見ていた番組。
キッチンで作った煮物を大皿にのせた親が、
テーブルに乗せる時にふと立ち止まったりする番組。
放送初めの頃は、土地を購入して家を建て・・・
職場の同僚と毎月積み立てして買った土地と建物という話もあった気がするんだよな。
誇らしそうなリタイア世代をみて、
自分も将来、親友達とこんな生活できたら楽しいだろうな・・・
なんて、考えたこともあったっけ。
今はどちらかというと空家を購入、
もしくは相続した実家をリフォームしたUターン話も多く感じる。
リタイヤ世代が多い中、
軽井沢の白ほたる豆腐店のような、
田舎に住むところから、収入もIT系から地元産業に変更するという方もいる。
毎回異なる家庭にお邪魔しているのに、毎回同じようなケースを見かける。
個々に憧れを抱き実行していく『人生の楽園』なはずなのに、
なぜか集団としてみると同じような行動になってしまう。
それを否定するつもりもない。
ただ、個が描く理想が多数重なった部分に、
『人生の楽園』という枠内に含まれる割合が多くなるのではないかと個人的に考えるのである。
ということは、『人生の楽園』を見ていれば、もしかしたら個々で描く理想の楽園のうち、
10個のうち、1個はあるのかもしれない。
そう、毎回期待してテレビの番組を切り替えている方もいるのだろう。
実際、この番組をみて、『人生の楽園』を手に入れた方はどのくらいいるのだろうか?
そして、『人生の楽園』を手に出来ないまま、
今でも視聴者としてずっと夢を追いかけている方はどのくらいいるのだろうか?
明確な数字がみてみたいという好奇心もあるが、
だれもが一度は『人生の楽園』に夢を描くのだなと、感じました。