目次
1日1500円の楽園を手に入れる。~How much?~
変化球で話しても伝わらないので、
直球で話していきます。
あなたは別荘にいくらかけられますか?
別荘という名前になると敷居は高いですが、
自分の自宅とは異なる二つ目の家なだけなんです。
極端な話、都心部で過ごす家を借家にして、
週末に過ごす家は注文住宅にする・・・
それでも別荘には変わらないのです。
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あなたは別荘にいくらかけられますか?
働き盛りの30代40代ならば、1000万円かけてもいいという考えもあります。
いやいや・・・やはり老後の資金を残しておきたいから、
やはりそんなにかけたくない・・・
そういう考えも一理あります。
母の考えは『車1台分』ならばかけてもよいという考えでした。
・・・なかなか曖昧な金額ですね。
車一台分の金額を調べよう。
まず・・・中古車ではなく新車です。
- 軽自動車だと、約80万円から190万円
- コンパクトカーだと、約120万円から290万円
- 人気のハイブリッドカーだと、約180万円から610万円
かなり価格差はありますが、1000万円以内には納まります。
母は後悔しない金額を『車1台分』と定義して、
建物付中古物件を探していました。
当初は長野県佐久市。
新幹線も泊まる駅ですし、田舎暮らし地として有名な佐久市。
始めはここの空家を一部解体して住む予定でした。
当時はO女史と母の共同生活という内容でした。
実際、解体屋に見積もりも作ってもらいました。
下水設備が整っていないがどうにかなるだろう・・・
そう考えていましたが、
急にその空家に隣接する方が購入するという話になり、
我々には売ってくれなくなりました。
個人的には畑の中の集落の一軒家だったので、
夜は出歩けないし、車がないと不便という印象が強かったです。
佐久市の就農についてはこちらをみると良いと思います。
出典:デジタル農活信州
移住者雇用についても積極的です。
出典:佐久市移住者雇用対策事業補助金
二回目は千葉の八街市。
実際に空家を見に行きました。
自分は地図しか見ていませんが、条件は良かったです。
- バス通りに面している。
- 敷地内で畑ができる。
- 地図上に町医者・小学校があり、老後も多少は安心。
現在、八街市は空家バンクを作っています。
出典:八街市空家バンクについて
また、農地利用促進奨励金の交付も行っています。
出典:八街市ホームページ
自分が行いたいことが決まっているのならば、
各自治体が取り組んでいる情報を調べてみるのもひとつの手段です。
さて、なぜここはNGとなってしまったのか。
実はここも共同住居として考えていた物件だったのです。
この時はO女史の知り合いで、
佐賀県に住んでいる方(仮にN女史としましょう)と、
3人で住もうと言う考えでした。
N女史の御嬢さんが千葉県に住んで就業しているということだったので、
N女史が佐賀県の家を畳んで、3人で住もうと言う話でした。
ですが、N女史の御嬢さんは八街市に住んでいるわけでもなかったし、
むしろ御嬢さんの近くに住みたいという結論になりました。
よって、ロケーションや条件は良かったのですが、
八街市の空家は候補からなくなってしまいました。
他にも建物を見ているかもしれませんが、
実際に相談されたものはこの2軒です。
どれも、自動車1台分500万円以下の物件です。
実際に今、田舎暮らしをしている建物も中古住宅です。
さて、タイトルにした1日1500円についての理由を記していきます。
母は今、リタイア世代です。
仮に66歳としましょう。
現在、日本女性の平均寿命は86.83歳です。
平均寿命から母の年齢を引いてみましょう。
20.83歳ですね。
計算が大変なので、20歳にしましょう。
母があと、20年、田舎暮らしを楽しむとします。
でも、二地域居住を行うので、
実際は1年間の半分しか田舎暮らし地で生活はしないと思います。
20(年)×365(日)×1/2(半年ということ)=3650(日)
だいたい3650日過ごす家ということになりますね。
本当は建物登記費や引越代等他にもかかっていると思いますが、
今回は純粋に建物だけで計算してみましょう。
建物代500万円を過ごす日数で割るのです。
一日あたり1369円で生活できます。
まぁ、実際に生活すると高熱費やら水道代がかかりますが、
それでもだいたい一日1500円程度で住めます。
あなたにとって高い買い物ですか?
それとも安い買い物ですか?
価値は実際に体験してわかるものです。
客観的に二地域居住を送る母をみる。
足が痛い、腰が痛いと言ってはいますが、
田舎暮らし地近くには温泉もありますし、
とても充実した日を過ごしているように見受けます。
11月の上旬(多分11月11日頃)には、
田舎暮らし地に向かう道は紅葉となります。
『もうね、山全体がきれいだったの!』
昨年大興奮して報告してくれました。
その景色をまた見たいようなのですが、
日にちを忘れてしまったので、先日から騒いでいます。
母にとっては田舎暮らし地は楽園と言えるところなのかもしれません。