田舎暮らしをしよう。茅葺屋根の古民家に住んでみる。

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田舎暮らしをしよう。茅葺屋根の古民家に住んでみる。

田舎暮らしをしよう。茅葺屋根の古民家に住んでみる。

 

 

 

田舎暮らしをしようと考え、即座に想像してしまうのは茅葺屋根の家ではないでしょうか。

 
世界文化遺産にも登録されています、岐阜県の白川郷(しらかわごう)、富山県の相倉(あいのくら)集落と菅沼(すがぬま)集落のような三角屋根を思い浮かべる方。
歴史の教科書、奈良時代あたりから変化があまり見受けられない、入母屋造の屋根。

 
茅葺屋根、最近は少なくなってきていますよね。

 

 

 

 

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茅葺屋根はどんどん少なくなっていく。どうして減っていくのか。

 

 

 

茅葺屋根って15年から30年ぐらいの周期で茅をふき替えなくてはならないのですね。
昔は茅葺屋根に住む集落において、材料の茅を毎年育てて、乾燥したものを保存、屋根の具合が悪くなってきた家から順に毎年どこかの家の茅をふき替えていたのです。

 

 

 

しかし、現在は集落に住む人間の数も昔に比べて少なく、作業する人数も確保することが大変です。
人手不足だけではなく、作業する日数を確保する時間を作ることができません。
また費用もかかります。

 

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自治体によって補助金が約300万円ほど出るそうですが、だいたい一棟の葺き替えに付、600万円から1000万円ほどかかるそうです。
屋根だけに1000万円・・・
それも30年に一度・・・
かなりな出費ですよね。

 

 

 

その他にも小さな規模で茅に対しての補修作業が発生します。
抜け落ちてしまった茅を追加で差し入れてることなど手間はかかります。

よって、近年は茅葺屋根は少なくなってきています。

 

 
茅葺がのっていたところに木で母屋(屋根に乗せる横架材。軒桁と棟木の間にある垂木を受ける材。)や垂木(軒桁、棟木、母屋の上に乗せる屋根部材。)を作り、鋼板(トタン板など)を載せて屋根を新調する方が多いです。

 

 
屋根として断熱性、保温性、通気性、吸音性は現在の屋根に劣らないのですが、いかんせん、メンテナンスが毎年発生することが大変です。

 

 
明確な意思を持って茅葺屋根の家を選ばないと、存続させるには厳しいのではないかと考えます。

 

 

 

茅葺屋根の古民家に住むメリットを考えてみる。

使われている建材が素敵。

 

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既に50年以上は使用されている建材です。
新しい建材では生まれない使用感(ラスティック)はとても美しい風合いを出します。
使われている建材もケヤキや松、クリなど、高価で手に入りずらい樹種で作られている家もあります。

 

 

 

エコな建物である。

 

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建築材料が木、土、乾燥した植物、砂など、すべてが土に還せる素材で作られています。
シックハウス症候群になるようなホルムアルデヒドは使用されていませんし、有害化学物質によるアレルギーも起りにくい住まいとなっています。

 

 

 

古民家を再生する楽しみ。

 

 

 

古い建物を修繕して生活するという楽しみがあります。
外観は古民家のまま、ですが、建物内は現代的な使い勝手を反映した建物。
どんなモダンな住まいになるのか、想像するだけでドキドキしてしまいますよね。

 

 

 

茅葺屋根の古民家に住むデメリットを考えてみる。

防寒対策が必要。

 

 

昔ながらの建物なので、隙間が多いです。
隙間が多いと言う事は、夏場は・・・涼しいかもしれませんが、虫が入ってきますよね。
冬は・・・隙間風で寒いです。

 

 

 

元々、農業を営んでいる方たちが住んでいた建物なので、大きな土間がありますし、トイレは別の建物に設置してある場合もあります。

 

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建物内の間仕切りはほとんどなく、時代劇のように畳が12枚ひかれた12畳の部屋、ふすま、また12畳の部屋・・・と大空間が広がっているのに布団を収納するような押入れがない。
そんな建物も存在しています。

 

 
現在の住まいの形と異なるので、茅葺屋根の家で住むことを希望するとしましたら、大金をかけてリフォームを行わなくてはなりません。

 

 

 

職人が不足している。

 

 

 

茅葺職人、左官職人など、現在建築の専門職人は不足しています。
建築業界に携わっている関係者には知識のない人間も多く、長年建っていた建物の建材の修繕を行って再度使用する技術の継承ができていないという現実があります。
例え職人がいたとしても、工事の予約が入っていることも多く、直ぐに作業をしてもらえるというわけではありません。

 

 
専門職ということで、一般の木造工事に係る大工の一日あたりの単価は金額が高いのではないかと想像します。

 

 

 

それでもやっぱり茅葺屋根の古民家がいい。

 

 

 

日本昔話に出てくるような大黒柱に、南部鉄器の鉄瓶が自在鍵にぶら下がっている囲炉裏。
確かに日本の原風景を残しているようで住んでみたいと言う好奇心は消せません。
しかし、実際に住んでみて思ったほど費用がかかった。
予想外に住みにくい。

 

 
茅葺屋根の家を購入してから後悔するのは田舎暮らしに対しても楽しむ気持ちを失ってしまいます。

 

 

 

一度、茅葺屋根の家で宿泊体験をしてはいかがでしょうか?

 

 

 

世界文化遺産になっている白川郷(しらかわごう)、相倉(あいのくら)集落、菅沼(すがぬま)集落には合掌造の茅葺屋根に宿泊できるプランがあります。

 

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茅葺屋根のメンテナンスや建物の修繕にどのぐらいの費用がかかるのか、メンテナンス方法も含め合掌造り家屋の保存活動を行っている方に相談してみるのもひとつの手段です。

 

 

 

 







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