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みょうがについての雑学。【みょうがを食べると物忘れがひどくなる】

みょうがについての雑学。【みょうがを食べると物忘れがひどくなる】

 

 

そうめんの薬味としてみょうがをたくさん入れて食べていると、【みょうがを食べると物忘れがひどくなる】と言われたことはないでしょうか。
実際は学術的な根拠はなく、みょうががもつ栄養素の中に【物忘れする】成分は入っていません。

 

 

 

中国などの大陸からショウガと共に日本に届いた野菜のひとつなので、ショウガと似たような名前なので、ミョウガという名前が覚えられなかったという話しもあるそうです。

 
個人的に思ってしまうことは、みょうがの方が高価だから、あまり食べさせないようにするため、【みょうがを食べると物忘れがひどくなる】という話が広まったのではないかと考えてしまいます。

 

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【みょうが】と【物忘れ】を結びつける、こんな話があるのをご存知ですか?

 

 

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釈迦の弟子の話しが起因

 

 

“釈迦の弟子である周利槃特が、自分の名前を忘れてしまうため、釈迦が首に名札をかけさせた。
しかし名札をかけたことさえも忘れてしまい、とうとう死ぬまで名前を覚えることができなかった。
その後、死んだ周梨槃特の墓にいくと、見慣れない草が生えていた。
そこで「彼は自分の名前を荷って苦労してきた」ということで、「名」を「荷う」ことから、この草に茗荷と名付けた。”

みょうがを食べると物忘れをするという言葉の要因になったお話です。

 

 

落語へ転じた話

実は落語に『茗荷宿』というお話があります。

 

“欲張り夫婦が営む宿屋に1人のお金持ちが泊まりました。
欲張り夫婦はお金持ちが大金を忘れて出立するようにと、食事に大量の茗荷を出します。

さて、翌日。
お金持ちは旅立ちました。
宿屋夫婦はお金持ちが宿泊した部屋をお金を置いて行っていないかくまなく探します。
「たくさんの茗荷を食べさせても、何も効果がなかったねぇ」
と、女房の方はがっかりします。
しかし、亭主はこう答えます。
「いや、茗荷はよく効いたよ」
驚く女房に、亭主はつぶやきます。
「あの金持ち、宿代を払うのを忘れていったよ」”

 

 

 

欲張りなことを考えてしまい、結局、最低の宿賃を取り忘れてしまった話です。
民話のこぶとりじいさんや舌きりすずめのように、欲張ったことを考えると失敗してしまうと言うお話ですね。

 

 

 

みょうがを食べるのも、何事もほどほどに食べることがよいということです。