ぶどう

夏場猛暑だと栗が豊作。虫に食べられているか栗を茹でる前に注意すること。

栗の季節になりましたね。
今年は気温が高く、夏が猛暑ということもあり、栗が豊作だと聞きます。
秋の味覚が豊作となったわけです。

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今年は栗が小さい。暑い年は小さな栗ができやすい。

 

どうやらイガ栗の中で二個ではなく、三個に分裂することが多いようです。
大きな栗が出来にくく、小さな栗ができやすくなります。

 

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栗全体としては豊作ですが、大きな栗が入った栗ごはんや、お正月でたべる栗きんとんに入っている栗が小さくなってしまうかもしれません。

 

栗にも虫がつく。虫が入った栗かどうかの見分け方。

 

虫が入ってしまうのはもってのほかと思いますが、栗は表面の外皮が茶色ですからわかりずらいのです。
小さな穴があいていれば虫が入っていると分かりますが、その穴を見つけるのがまた難しい。

 

栗に虫がいるかどうか調べるには3通りの方法があります。
バケツなどにたっぷりと水をいれ、その中に栗をいれる。
半日放置して浮いてきた栗は虫食いの可能性があるので捨てる。
※栗の実が虫に食べられていて軽いという証拠。
重ならないように栗を並べて一日置く。
栗の周りに白い粉が出てきたらその栗は虫食いの可能性があるので捨てる。
※虫が栗を食べているので、食べた粉が落ちてくる。
栗を軽く茹でてて、包丁で外皮を剥いていく。
黒くなっている場所があったら、虫が食べているという証拠。

 

一番短時間で虫が食べているのか判明するのは③の茹でることです。
栗の外皮自体、硬いので包丁で剥くのに力がいります。
軽く茹でることで栗の表面の外皮が柔らかくなり、包丁で剥きやすくなります。

 

生のままで栗を剥くともぞおぞと動いている虫と対面してしまう恐れもあります。
軽く茹でることで栗も剥きやすくなりますし、虫も死滅しますから剥きやすくなります。

 

栗を購入するもしくは栗拾い後にすぐに茹でることをすすめる理由。

 

栗の中で成長する虫は、多くの場合8月から9月に卵が産み付けられます。
この虫たちは栗が地上に落ちた時に、地面に潜ってさなぎになり越冬します。
そして8月から9月に成虫となり、栗の実に産卵します。
栗を購入する場合も栗拾いする場合も、地上に落ちた栗を拾いますよね。
もし、栗の中に虫がいたら、さなぎになる時期が近付いたと勘違いし、栗の中から虫が出てくる可能性が考えられます。

 

家の中やキッチンを虫にうようよ這いずられても気持ち悪いので、さっさと茹でてしまうことをおすすめします。

 

栗が豊富だが・・・実は栗の虫も豊富になっている。

 

我々が収穫する時に栗の実に入っている虫の多くはクリミガと、クリシギゾウムシの傾向があります。
クリシギゾウムシは特に標高300m以上のところで発生することが多い害虫です。
また、収穫前の栗に食べられた跡があるとしたら、モモノゴマダラノメイガ、ネスジキノカワガという虫が産卵し、幼虫が育ったということになります。
後半に書いた害虫は年3回以上発生するので、こまめな農薬散布が必要となります。

 

ただし、今年は栗の産地も猛暑。
いつもの農薬散布時期よりも前に害虫が発生したようです。
先日購入した栗にもやはり虫が入っていました。

 

最近無農薬栽培の野菜や果物も多いです。
表面に虫が存在した形跡があるならば、出荷も見合わせることは可能です。
しかし、パッと見て虫の存在がわからないもの、栗のような包丁で剥かないとわからない食べ物に関しては、農薬散布したものを購入したほうが無難と感じました。